それってアリ?

こんなに箱が大きいってアリ?

メーカーQueen Games
発売年2010年
作者Stefan Feld
プレイ人数2-5人用
対象年齢8歳以上

ゲーム概要

ダイスプレイスメント:ダイスでアリ塚を物色するゲーム

フェルトのダイスゲーム『それってアリ?』です。フェルト作品にしては珍しく、対象年齢が8歳以上のゲーム。ゲーム中、プレイヤーはアリクイのアントンとなり、アリ塚を物色します。女王アリと将軍アリを捕まえて食べることが目的です。フェルトのダイスプレイスメントといえばボラボラが有名ですが、こんなゲームもデザインしてました。

ボードには出目合計1位と2位に与えられるアリの得点と、虫が貰えるダイス目の閾値が記載されている

ダイス1つを振って配置するだけ、でも悩ましい

アリ塚の物色には各自に5つずつ配られた自分の色のダイスを使用します。手番では、そのうちの1つを振り、アリ塚に配置していきます。アリ塚にダイスを配置する時には、必ず左詰めで配置しなくてはなりません。また、各プレイヤーが1枚のアリ塚ボードに配置できるのは1列だけです。つまり、狙った列にダイスを配置することをなんとか狙うゲームです。全員がすべてのダイスをどこかに配置し終わった後、各ボードの各自のダイスの合計を比べます。

合計値が1位のプレイヤーは女王アリタイルを獲得し、2位のプレイヤーは将軍アリタイルを獲得します。それぞれに書いてある数字がそのまま勝利点です。その他、ダイスを置いたところに絵柄が書いてあれば、そのお宝タイルもしくは虫タイルを獲得できます。また、各ボード記載の数字以上の出目を配置できれば、別途虫タイルが手に入ります。

お宝タイルはセットコレクション

お宝タイルは各4枚あり、2枚ずつ集めるか、多種類を集めると勝利点となります。いわゆるセットコレクションです。虫タイルは最後に1勝利点とする事も出来ますが、1枚消費することにより手番を飛ばしたり、ダイスを振り直したりすることができます。ダイスを左詰めでおかなければいけないルールがあるので、手番順を飛ばせることは様々なドラマを生みます。

虫タイル

ボードは合計12枚あり、3枚ずつ4ラウンドでゲームは終了します。

パロディ的なボードもある

最後に最も勝利点を獲得していたプレイヤーが勝利します!



プレイ記

TBGLゲーム会にて5人プレイ。COQは赤色。

ゲーム開始時は、ダイス5個と虫2つを持ってスタート。虫はダイスの振り直しや、置きたくない場合の手番順を操作できるので結構重要。

ダイスゲームはダイスを振るだけでもワクワクする。アリ塚はカードによって高さが違ったり、得られるお宝が違ったりして、どこにダイスを置くか非常に悩ましい。

何が悩ましいって、他の人達のダイス目は6なのに僕だけ2…。丁度余っていた木製のボウルを各自のダイストレーにしたのがいけないのか。木目のせいに違いない。

木目が災いして次の目は「1」…orz。こんな時はどうでも良いところや、ダイスを置くことによりアイテムを獲得できるところに置く。とりあえず1段目で虫を獲得できるところに「1」を逃がす。このようにして、目的のボードに一点集中するためにダイスを置く場所・順番を調節するのがこのゲームの肝である。

で、1ラウンド終了。ダイスの出目が悪いなりにも、配置場所を工夫することでなんとかなる。

こうして獲得したCOQの1ラウンドの戦利品。靴は1枚では得点にならない、2枚集めなくては。

そして2ラウンド。初手「5」を振るが、どこ左詰めで置かなければならないのでどこも厳しそう。ダイスを振る前に、虫を使って手番を飛ばすことも考えたのだが、全員の虫の数的に結局自分に手番がまわってきそうだったのでやむを得ず。

しょうがないので虫が取れるよというTさんの甘言にのって配置。各ボードの賞品アリタイルの下にかかれた虫と数字は、合計値がその数字になれば虫タイルが貰える事を示している。

2ラウンド終了時、木目の違いがだいぶひびいてきた。反面、黒ダイスのTさんの目は素晴らしい。

このラウンドの収穫は虫タイルがわずかに増えた程度。そのうち、この虫で巻き返しをはかりたい。

…と気合いを入れて虫を投入するも、

T
T

どうせ余計目が悪くなるんだろう?

という呪いの言葉通りに虫の無駄死に。虫を使って目が下がるお約束である。最初は「6!」などと叫びながらダイスを振っていましたが、次第に「4以上!」から「1はやめて!」にトーンダウン。

COQ
COQ

木目が違えば俺だって!

とダダをこねて(笑)Tさんと木製皿を交換したものの、当然結果は変わらず、COQは馬群に沈みました。

勝者はTさん!

プレイ時間:35分



総評

Bronze

かわいい図柄で子供向けゲームと思いがちですが、手番の順番やダイスの目と格闘しながら、悩ましい決断を迫られます。ダイスを振るのは1つずつなので運の要素も大きいですが、ダイスの神が降りてこなくても、ある程度なんとかなるようにデザインされています。

難点は、ダイスを振るのが1個ずつで少し寂しい事と、出目の小さなダイスの使い道が乏しいことでしょうか。でも、手番ですることが「ダイスを1つ振り、出た目を配置する」だけのシンプルさで、キッズゲームらしくて良いと思います。悩みどころもあり、上級者でもフィラーとして楽しめる出来のゲームです。

ともあれ、ルールも単純で、悩ましさもあり、ダイスを振る楽しさもあって、軽めのダイス配置ゲームとして良作だと思います。箱が定型ならなお良かった(内容物の10倍くらい大きい)!

購入先情報

絶版です

Bronze
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The Board Game Laboratory – Rebooted!!
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