そんな置き方をしたら、カドが立つぜ
メーカー | Mattel, Inc. |
発売年 | 2000年 |
作者 | Bernard Tavitian |
プレイ人数 | 2-4人用 |
対象年齢 | 7歳以上 |
ゲーム概要
カドとカドを繋げるアブストラクト
プラスティック製のピースを沢山置くことを目指すゲーム『ブロックス』です。テレビでも紹介されており、割と有名なゲームです。見た目から、知育ゲームのような印象を受けますが、ガチンコのタイル配置系アブストラクトです。
ルールは単純です。様々な形をしたピースを1個ずつ順番にボードに配置していきます。ピースはテトリスのブロックのような形をしています。最初の1個だけは、自分の角にはまるように配置し、残りの全ては自分のピースの角と角が接触するように配置していきます。角と角が接する必要があるのは自分のピースだけなので、置けないかも!と思っても意外に滲み出していけるのが面白いポイントです。誰も置けなくなったらゲーム終了。残りのピースの面積が少ないプレイヤーが勝ちます。値段のわりに大きく、豪華な仕様です。
プレイ記
ヒロシ、カジ、JJと4人プレイにて。
ルールは単純なので、説明に1分とかからない。あっという間に理解して、ゲームを開始できるのがこのゲームの魅力の一つ。
とりあえずは様子見で、赤(COQ)は黄色へ、緑は青へ、伸びていく。最初は広大な土地が広がっているため、大きめピースの消費タイムである。
これ、角から増殖するので、相手の角をつぶす配置が重要ですね
早速、コツを理解したJJ。しかし、そのコツを応用してどんどんJJの角をなめしていく赤(COQ)。そのうち、このゲームは囲碁みたいなもので、最初にある程度自分の陣地を囲んでしまった方が得なことに一同が気付き始める。
赤が効率的に陣地を確保した時点で、青は黄色と緑に封じ込められる。残りは緑との一騎打ち。細かいピースを利用して緑の滲みだす隙間をブロック!
あとは悠々と残りのピースをはめて行き、カジ達が連続パスをする中残り一つまでピースを配置して勝利!
すかさず2回目「そこで板チョコでも作ってろよ!」
すかさず、2回目。・・が、スタートと同時に、3色が一斉に赤(COQ)目指して伸びてくる。
まぁ、宿命ですよね。おとなしく負けて下さい(笑)
なんとか黄色の陣地に進出していくも、ブロックされ万事休す。暫くはパスするだけの展開に、残りのピースを板チョコ状にして遊ぶしかない。2戦目の最後は、ヒロシが見事”全消し”に成功して勝利。ブロックスの名言「そこで、板チョコでも作ってろ!」が生まれた瞬間であった。
プレイ時間20分
総評
Bronze
プレイ時間も短く、さくっと遊べる良作です。複雑なルールはないので、初心者や子供でもすぐに理解して遊ぶことができるでしょう。ただし、ある程度の自由度を持って相手を邪魔できるバチバチの対戦ゲームなので、その点は理解してから手を出した方が良いと思います。
コンポーネントはとても良く出来ていて、ピースはぴったりとボードの枠にはまるようになっています。この仕様は、A型の血をくすぐりますね。
当たり前ですが、このゲームの最適人数は4人です。2人だと1人が対角線の2色を担当し、3人だと残りの1色を手番毎に交代で担当していきます。2人は置くピースが多くて冗長ですし、3人は位置関係の有利不利が大きくなりがちです。このゲームはほぼ、4人専用と評しても良いでしょう。その点で不便です。2人用などのバージョンも発売されています。