Short Review
毎度お馴染み、シンプルなルールの裏のアツい心理戦
メーカー | FoxMind |
発売年 | 1975年 |
作者 | Alex Randolph |
プレイ人数 | 2-5人用 |
対象年齢 | 8歳以上 |
ゲーム概要
見えない自分の手札を当てるゲーム
アレックス・ランドルフ作の数字当てゲームです。本当かどうかわかりませんが、元々はドミノの牌を利用して楽しむところに源流があるのでこのような名前という説もあります。
箱にはなぜか「幻の名作」と書かれています。しばらくの間絶版となっていたゲームが復刻されたからだと思います。内容物は、1〜7の数字が書かれた不思議な形のタイル達。1は1枚、、、7は7枚の合計28枚です。現在は木製の牌のような形で再販がされていますが、以前のドメモは変な形のプラスティックタイルでした。
変わった形には訳があります。一説によると、この駒を制作する金型は元々まったく別のものを作るための金型だったとか。なぜこの金型を使う事になったのかは解りませんが、何かしらのドラマがあったことでしょう。見事に立つので、これはきっと成功なのでしょう。
ルール
ゲームでは全てのタイルを裏向きにして良く混ぜ、その中から数枚を抜きます。残りのタイルを各プレイヤーへと均等に配り、自分のタイルは自分に見えない様に並べます。
そして、他のプレイヤーのタイルを見ながら自分の手札にある数字を宣言していくのです。見事当たれば、他のプレイヤーが自分のタイルから1枚、当たりのタイルを倒してくれます。
当たったタイルは中央に並べられ、次第にタイルの全貌が明らかになっていきます。それに伴い、自分のタイルの想像もし易くなっていきます。ただし、事前に抜かれたタイルが存在するので、完全には予想できません。
1手番1回の宣言しかできないので、終盤は宣言の失敗=負けに近い状態となり、緊張が高まります。こうして、いち早く自分の手札を全て当てたプレイヤーが勝利します。結構毎回ギリギリの勝負になります。
総評
Bronze
子供の教育用にも良いという噂のこのゲーム。確かに子供でも理解できるシンプルなルールです。数字しか登場しないのでお年寄りの方もとっつき易いです。
しかし!このゲームはただの現状把握/予想ゲームに留まりません。自分の手札が見えない中、如何にその他の情報から自分の手札を予想するか、そして相手に偽の情報を掴ませるかの心理戦が展開されます。どうして、相手がその数を宣言したのか、想像するのです。相手には自分の手札が全て見えているのですからね。逆に、相手にはあたかも相手の手札にXXがあるように思わせるのです。どうですか?遊んでみたくなったでしょう。
ここで言うまでもありませんが、シンプルなルールの裏のアツい心理戦は作者アレックス・ランドルフの真骨頂です。