赤箱ニムト

ただ牛のように進め

メーカーAmigo
発売年1998年
作者Wolfgang Kramer
プレイ人数2-6人用
対象年齢10歳以上

ゲーム概要

ニムト界最強の戦略的ニムト

大クラマーことWolfgang Kramerは大箱の有名ゲームを幾つもデザインしていますが、実はカードゲームのデザインも得意としています。その代表作といえば、過去に日本でも受賞歴のある「6ニムト(6 nimmt!)」です。1〜104の数字が書かれたカードを1枚ずつ一斉に出し、番号順に列に並べて6枚の列を作ってしまったプレイヤーがその列をとらなければならないというゲームです。実際には考え所がないわけではないのですが、”一斉に出す”という部分で表面上は運ゲーやパーティゲームの雰囲気を感じ取る方が多いようです。本作『赤箱ニムト』は後に多くの派生作を生むこのシリーズの第二弾。カードを手番順に出していく方式に変更したおかげで「確かにニムトなのに超戦略的」というプレイ感の逸品となっています。

バカ者を炙り出せ!

原題の「Hornochsen!」「バカ者!」のような意味です。超戦略的になったニムトでバカ者を炙り出していきましょう。ゲームの準備はプレイヤーにプレイ人数に応じた手札を配り、これまたプレイ人数に応じたカードを場に円形に並べます。円形に並べたカードの上にはカードが追加されていき、放射状にカードの列が伸びていきます。

カードには1〜98の数字と緑(1〜2匹)又は赤(1〜7匹)の牛のマークが描かれています。緑の牛はラウンド終了時にプラス点、赤の牛はマイナス点です。これに加えて、各自が「+5」と「×2」の特殊カードを1枚ずつ持っています。

手番では、手札からカードを任意の枚数(1〜3枚)プレイしていきます。特殊カードをプレイした場合には、いずれかの列の最初のカードの上に置きます。各列に特殊カードは各1枚(計2枚)までしか置けません。数字のカードをプレイした場合には、各列の一番外側のカードの数字より大きくかつ左隣の列の一番外側のカードの数字未満の場所におかれます。

57は44より大きく58より小さいのでこの列

各列の数字カード(特殊カードを除いた枚数)の枚数が5枚になったら、手番のプレイヤーがその列のカードを特殊カードも含めて受け取ります。

数字カードが5枚になったら列ごと受け取り

ラウンド終了時、プラス点(数字カードと+5カード)とマイナス点の合計に×2カードの効果を適用して得点を集計します。規定ラウンド終了後に得点の最も高いプレイヤーが勝利します。

ラウンドごとに点数計算




総評

Bronze

一斉プレイを手番ごとのプレイに変更したことにより、とても戦略的なニムトに変化しています。一度に1〜3枚のカードが出せるので、2枚以上ある列は手札次第で一気に獲得することもできます。ただし、手札が減るとコントロールが効きにくくなるので、大きなマイナスの列を取らざるを得なくなることもままあります。…というような感じで適度に悩ましく良いカードゲームです。筆者はニムトの中ではこれが一番好きです。6人まで遊べますしね。

難点は、ラウンドごとの計算が若干面倒なことです。と言っても足し算と掛け算をするだけなのですが。

一斉プレイを手番ごとのプレイに変更しただけでここまでプレイ感が変わるのは見事です。「6ニムト」は運ゲーだからちょっと…という人が枕元に用意したクリスマスプレゼント用の靴下におもいっきりねじ込みたくなる戦略的にチューンされたニムトです。おすすめです。

購入先情報

Bronze
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The Board Game Laboratory – Rebooted!!
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