エイリアンフロンティア

接近戦には、コイツが一番だ

映画「エイリアン」
メーカーClever Mojo Games
発売年2010年
作者Tory Niemann
プレイ人数2-4人用
対象年齢13歳以上

ゲーム概要

ヤッツィー型ダイスプレイスメント

ベルギー発の傑作ダイスゲームトロワと時を同じくして世に出たアメリカ産ダイスプレイスメントゲーム『エイリアンフロンティア』です。発売当初、ダイスをワーカーとして見なすゲーム同士で「トロワ」を凌ぐ程の人気を博し(たらしい)、何人かから”エイリアンフロンティアのほうが好き”という意見も直接聞いていたゲームです。

出典:ボードゲームギーク

ヤレヤレ、アメリカ人はヤッツィーが大好きだぜ

(筆者の周りだけ?)当時「トロワ」と比べる人が多かったのですが、実際のゲーム性は大分違います。エイリアンフロンティアのゲームシステムは一言で言えばヤッツィー型ワーカー(ダイス)プレイスメント。ワーカーとなるダイスを振り、ボードに配置してアクションを行いますが、ヤッツィーのように出目の組み合わせによってその置き場所は制限されます。こうして資源やカードなどを獲得して、最終的には中央の惑星を開発して勝利点を得ます。

当時ドーム型の駒は拡張で販売されていました

ボードには開発する惑星とその準備のためのダイス配置マスが点在。それぞれのダイス配置マスでは、資源を獲得したり、特殊能力のカードを手に入れたり、所有ダイス数を増やしたり。

配置できるダイスの組み合わせはそれぞれ決まっており、階段状の組み合わせやペアなどで制限されています。同じ組み合わせでも、大抵はポーカーの役と同様に出目が大きい方が強い扱いとなっており、誰かを無理矢理どかしてアクションを行うには良い出目が必要。強い出目を敢えて置いて他人の行動を制限したりすることもできます。

その正体は拠点のエリアマジョリティ

序盤は各自、資源集めや所持ダイスの増加、能力カードの獲得などにいそしんでいきますが、次第に惑星の開発に着手するプレイヤーが出始めると追いかけるようにして開発に殺到し始めます。惑星は8つのエリアに分かれており、それぞれのエリアが建設された拠点のマジョリティによって誰かのものとなります。マジョリティを獲得すると、そのエリアのタイルが獲得でき、得点とともに特殊能力が手に入ります。どこに拠点を建設するかは完全に自由です。

拠点の得点はマジョリティなので、各プレイヤー間の間を行ったり来たりします。これに加えてアメゲーらしく、カードの奪い合いや資源の奪い合いもできる様になっています。実に好戦的な仕様です。困ったものです。マルチゲームの要素を有しているので、序盤に目立ち過ぎると袋だたきにあったりします。



総評

Bronze

ヤッツィーとワーカープレイスメントを組み合わせ、宇宙開発のテーマも盛り込んだ傑作ゲーム。

…のはずなんですけど、筆者は「トロワ」の方が断然好きです。土地の奪い合い、カードの奪い合い、資源の奪い合いが任意の相手に自由にできてしまうお陰で、どうしてもプレイヤー間の政治力が関与するゲームとなってしまいます。

「あいつトップ目だから叩こうぜ」「さっきやられたからやり返します」、「お前、俺に逆らうの?」「のび太のくせに生意気だ」

好きな人は好きでしょうけど、筆者は苦手。また、ゲーム終了近くになるとトップ叩きが横行し、展開が急に遅くなります。時にグダグダのラストとなり、これも個人的にイマイチな点でした。古くて荒削りな印象が拭えません。ただ、この意見はあくまでも個人的なものなのでご注意ください。世間では種族拡張やデラックス化キット(写真はデラックス仕様になってます)が発売され、ヤッツィーと殴り合いが三度の飯よりも好きな人たちが惑星の周りで踊り狂っているようです。好き嫌いの分かれるクセの強いゲームです。

来世に宇宙開発したい人はこのゲームで鍛えておくと良い結果が期待できるでしょう。殴り合いスキーなあなたに。再版を繰り返しているゲーム(本レビューで使用している写真は4版のもの)ですが、今度日本語版が発売されるようです。

購入先情報

日本語版の発売情報が公開されたら情報をアップデートします。

駿河屋

ボードゲーム[日本語訳無し] エイリアン・フロンティア (Alien Frontiers)

Bronze
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The Board Game Laboratory – Rebooted!!
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