夏、太陽、そして四角い海。
少年達は果敢に挑み、伝説となった。

発売年 | 2011年 |
作者 | Bernhard Lach, Uwe Rapp |
プレイ人数 | 2-4人用 |
対象年齢 | 8歳以上 |
ゲームレビュー
夏に涼しいケツ爆弾
このレビューを再構成している今、まだまだ肌寒い季節だが、夏だ!プールだ!ケツ爆弾だ!のテンションで。このゲームではカードを四角く並べてプールを作り、そこへ次々と飛び込んでケツ爆弾を炸裂させていく。飛び込むとは、目線の高さからカードをプール内に投げ入れることらしい。

その飛び込み、貴様素人だな?
飛び込ませるカードは各自6枚ずつ。素人が3枚と、飛び込み選手が3枚なのだけど、どう見ても同一人物の2重人格である。

素人と飛び込み選手では飛び込み方と判定が異なる。飛び込み選手は誰もいないところに飛び込まなくてはなラず、つまり、他のカードと重なると失敗となる。素人は誰かの助けを借りなくてはならず、したがって、逆に指定された他の1枚のカードと重ならないと失敗となる。
また、飛び込み方には、通常とチャレンジの2種類がある。通常の場合は、いずれも立った状態の目線の高さからカードを投げ入れる。一方、チャレンジの場合は、素人は座った状態で横から投げ入れ、飛び込み選手は立って頭の上から投げ入れる事を求められる。飛び込み難度が上がる分、チャレンジが成功すると得点が2倍となる。
ただし、プールサイドに激突すると激しく減点を喰らうので注意が必要だ。手持ちのカードをすべて飛び込ませた後、合計得点の最も高いプレイヤーが勝利する。
プレイ記
カジ、ヒロシと3人プレイ。
この日、外の気温は34度、あまりに暑かったので、3人で飛び込みをすることになった。

まずは素人の飛び込み。素人はこのように他のスイマーカードに重なると成功。

そして、飛び込み選手。こちらは他のスイマーに重ならない様に飛び込めれば成功。実は、飛び込みは結構難しく、このように飛び込めるようになるまで少し時間がかかった。
投げ入れるという表現からしてトランプ手裏剣のように縦にカードを落していたのだが、実はフワリと鳥の羽の様に落すのだと気付いた。
そこから熱戦。

赤のCOQ、黄色のカジが着実に得点を重ねて行く。

しかし、ヒロシは丸出駄目夫。それはなぜか。
そう、ヒロシはCOQよりも10センチ、カジよりも20センチ身長が高いのだ。これは不利。
ヒロシのカードは次々にプールサイドに激突し、鼻から血を流して死んで行く。

なんですか、このゲーム。超ハンデなんですけど

そんな中、プロの領域まで達したカジの2連勝。背が低いことは正義だ!
写真ではこのゲームのすべてを伝えきれないため、紹介動画を作った。
見て、そして忘れよう。
後日、公の場で、

COQさん、ケツ爆弾やりましょうよ!
などと言うものだから、

なんの話だい?はしたない。
と返した。
プレイ時間20分
総評
バカゲーです。
カードのみを使用してこんな楽しいアクションゲームをデザインしたアイデアは素晴らしいと思います。うまく着水できるようになるまで時間がかかったと書きましたが、手裏剣投げ等も、技の一つなのかもしれません。カードを落す角度次第で落ち方は色々と変化するため、多彩なアクションが楽しめます。
皆さんも、暑い夏を飛び込みゲームで涼んでみては如何ですか?
購入先情報

ボードゲームケツ爆弾 (Arschbombe) [日本語訳付き]
駿河屋