能動的ビンゴ、もう受け身ではいられない
メーカー | すごろくや |
発売年 | 2011年 |
作者 | Yoshihisa Itsubaki |
プレイ人数 | 1-99人用 |
対象年齢 | 8歳以上 |
ゲーム概要
紙ペンゲームの先駆け
すごろくやが2011年に発売したゲーム『ストリームス』です。ゲームの目的は、「次々にめくられるカードに書かれた数字を出来るだけ昇順に並べて行く」こと。めくられるカードは合計20枚。昇順が連続する程に高得点となります。ただし、一度書いた数字は消せません。このゲームは、紙ペンゲームの先駆けとも言える存在で、今でも”ゲームの根幹はストリームス”という紙ペンゲームが新たに発売されていますよね。
このゲームでは、プレイヤー各自に専用シートが配られます。ここには、1列に並んだ20マスの数字記入スペースが用意されています。ここにめくられた数字を自分の思う通りに記載していくわけです。なるべく昇順になるように。
専用シートにはその他に、40枚のカードの内訳と得点表が印刷されています。20枚のカードがめくられた時点で、昇順に並んでいるブロックごとに得点が与えられます。非常に単純なゲームですが、肝心なポイントがいくつか。
20個全てを昇順に並べる事が出来れば、300点が与えられます!
プレイ記
自宅ゲーム会にて、ヒロシ、カジ、ナカ、ブンと5人プレイ。なぜか、この日の勝者はこのゲームに勝った人にしようということになり、熱くなる5人。
とにかく、スタンばってゲーム開始。
最初は適当に数字を書いて行く。
余裕余裕。てかマジ適当しかないっすよね。
ゲームが進むと次第に数字の置き場所が無くなってくる。すると、序盤適当に流していたプレイヤー達が切羽詰まって叫ぶ。
やばい、ゴミ数字の捨て場所作んなきゃ!
もういっぱいですよ!なに連続で一桁ひいてるんですか!
頼む10来てくれ10ッ!
なんだよ!ここで3かよ!このドサンピンがッ!
だんだん言葉も汚くなって来て、、、最後の方は、一同めくられるカードに釘付けである。
いやもう、最初の余裕なんて吹っ飛んで、9〜13の間の数字が来ないと即死なCOQの図。そして20枚のカードがめくられてゲーム終了。
これが1位の得点表。ジョーカー(★)の使い道によっては30点が20点になってしまうところだった。
ウマいね。
プレイ時間10分
総評
実にシンプルなゲームですが、最後はダイスギャンブルゲームのように白熱します。カード構成や点数に少しだけ加えられた変化が効いています。本作とダイスゲームの「ヤッツィー」は紙ペンゲームの元祖的な存在で、今でも「狼の皮を被ったストリームス(ヤッツィー)」と評しても良い紙ペンゲームがたくさんあります。
実はこのゲームの購入動機は宴会での余興でした。超絶私事ですが、過去に会社のイベントの担当に選出されてしまいまして、ビンゴをやれと指示を受けた時にこのゲームを手に取ったわけです。
ビンゴゲームはイベントの定番ですが、受動的にただカードに穴ぼこがあいていくのをみているだけなんてつまらないじゃないですか。しかし、このゲームなら、能動的に己の腕でヒーローになれるわけです。このゲームはとても盛り上がりました。