Short Review
「Go ahead! Make my day」
映画「ダーティ・ハリー」
(ぬけ!勝つのは俺だ。)

メーカー | HABA |
発売年 | 2000年 |
作者 | Heinz Meister |
プレイ人数 | 2-4人用 |
対象年齢 | 6歳以上 |
ゲームレビュー
皇室御用達?のHABAロングセラー
HABA社のロングセラー「スティッキー」です。皇室の愛子様も遊ばれたことで有名ですね。すべてのパーツが木製で、眺めるだけでわくわくします。キッズゲームでは総木製は見た目以外にも汚れても掃除が可能、舐めても平気など色々な利点があります。

準備3秒「棒倒し」ライクなバランスゲーム
このゲームでは、太さの異なる3色の棒を輪で束ねてテーブル中央に置き、サイコロの出た目に対応した色の棒を1本ずつ、そーーっと束から抜いていきます。ゲームは残りの棒が3本になるか、棒を束ねている輪がテーブルに触れてしまったら終了します。
イメージとしては、昔砂場で遊んだ「棒倒し」に似てますね。倒れそうで倒れない、絶妙なバランスで支え合う3色の棒を見ながら、「この棒は重要だ」「こいつ浮いてない?」と、大人も子供も夢中になれるゲームです。
退く勇気が試される得点ルール
もう1つ、重要なルールとして、3色の棒の点数があります。棒にはそれぞれ点数がついているのです(太い程点数が高い)。ゲーム中、自分の抜いた棒は手元にキープしておき、サイコロの出た目の棒をどうしても抜けないと判断した時は、自分の手元にある棒を捨てることによって、手番を回避することができるのです。

最終的に棒が残り3本になってゲームが終了した時に、各自の得点で勝者を決定します。無理だと思ったら、撤退する勇気も試されるわけです。
総評

Bronze
昼の顔と夜の顔
個人的に、このゲームには2つの顔があると思います。
得点のルールは適用しなくても楽しめるので、キッズゲームとして盛り上がれます。私は仲の良い友人の出産祝いには「スティッキー」を贈っています。誰に贈っても喜ばれるので、我が家の倉庫には、ご祝儀袋と「包装済スティッキー」が保管されています。プレゼントにお奨め。

合コン、飲み会等での話題作りや、お酒の席でのゲームにもってこいです。酔っぱらって、気が大きくなり少し手元がおぼつかないくらいのタイミングが一番盛り上がります。濡れても大丈夫ですし。
どちらの顔も大人気。個人的には、点数のルールは採用せず「ただサイコロを振って抜く」という無骨なダーティ・ハリールールもオススメです。ダーティ・ハリーの劇中でクリント・イーストウッドは決闘の時にこう言ったそうです「抜け!勝つのは俺だ!」と。