ピラニアペドロ

Short Review

暗闇に道を開くのは 「覚悟」のある者だけだ

メーカーGold Sieber
発売年2004年
作者Wesly Gibs他
プレイ人数2-6人用
対象年齢8歳以上

ゲーム概要

天然の石のコンポーネント

当ホームページのTOPページにも使用している写真のゲームです。驚くべき事に、コンポーネントに天然の石を使用しています。

プレイヤー達は手札を使用して、全員で無人島に取り残されたペドロを操ります。操っている最中、ペドロが海に落ちたり、ピラニアに喰われたりするとペナルティ。どちらにしても、ボードからピラニアを1つとらないといけません。ピラニアが規定数溜まったプレイヤーが負けとなります。

滝の方向に3マスのカード

ペドロが居る島の4方には、滝や太陽など方向を表すシンボルがあり、カードのシンボルでペドロの進む方向を指定することができるようになっています。ペドロを動かすのは、そのシンボルと進むマス数が書かれたカードです。これを全員が自分の手札から選び、スタートプレイヤーから解決していきます。

すると、ペドロは酔ったサラリーマンのように、フラフラと移動して行く訳です。ペドロが海に落ちそうになったら、手持ちの石を使用して陸地を作る事ができます。手持ちの石が無くなると、ペドロは海へドボン!ペナルティです。手持ちの石はなんと天然の石が付属していました。また、ペドロがボード外やピラニアが置かれているマスに侵入してしまってもペナルティが決定します。

ペナルティが発生した後は、ボードに置かれた石はそのままに、島の中央にペドロを戻してゲームを再開します。

カードには1マスから3マスまで進めるカードがあります。当然、進むマス数が少ないほうがリスクは小さいですが、次のラウンドの開始時、手持ちの石の数を決めるのは前のラウンドの手札です。前のラウンドでリスクを冒す程に次のラウンドの石の数が増えるようになっています。

慣れてくるとある程度動きを予測し、陸地のある範囲内にペドロの動きを収束させることができるようになってきますが、そうなってくると裏の裏を読んだり…とどこまでも悩ましいゲームです。

総評

Bronze

木製の大きなペドロ駒、キャッチーなイラスト、そして本物の石を使用したゲームということで、遊ぶ人の興味を鷲掴みにする魅力に溢れたゲームと言えると思います。初めてボードゲームをする方をうまく引き込むのに一役買いそうです。

飽きのこない程度のシンプルなルールもプラス要素ですね。少人数では読み合いがアツく、多人数では笑いの絶えないパーティゲームとして楽しめるはずです。宅飲みなどで酔っぱらいながらのプレイにも適しています。天然系のプレイヤーが居ると、あり得ない展開が頻発し、さらに面白くなります。

最近、再販がされているようですが、残念ながら木製の大きなペドロ駒と天然の石はコンポーネントに含まれていないようです。残念!

購入先情報

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