中世の建築士たち

Short Review

見ていて。いつか僕はきっとあなたの世界の一員になるから。

メーカーAsmodee
発売年2013
作者Frédéric Henry
プレイ人数2-4人用
対象年齢10歳以上

ゲーム概要

シンプル建築ゲーム

比較的小さな缶入りのカードゲーム『中世の建築士』です。アートワークは実に丁寧で、付属のプラスティックチップも値段の割に良く出来ていて満足感は高いです。そもそも缶箱が嫌いだという人以外にとっては。

中身は中世の建物のカードと建築士のカード。プラスティックのコインは1と5ですね。それぞれのカードは共通する4つの要素を持っていて、建物カードには建築に必要なトータル数が、建築士にはそれぞれが建築に取りかかった時に満たす要素数が目盛り状のアイコンで記されています。携帯電話の電波みたいな感じです。金の要素がバリ3!みたいな。

手番では基本的に3アクションポイントを消費して行動します。それぞれ1アクションポイントを消費して、場の建築士を持ってくる、場の建物を持ってくる、持ってきた建築士にお金を払い建物に派遣して建築させる、お金を得るのアクションを任意の組み合わせで実行していきます。建物に派遣した建築士の要素は累積し、全要素の建築に必要な値を超えたら自動的に建築は成功してお金と勝利点が貰えます(幾つかの建物は勝利点の代わりにタダで派遣できる建築士状態になります、中々時間がなくて活かしきれませんが)。派遣した建築士は、建物の横に並べて建築中であることを示します。

同一手番で同じ建物に複数の建築士を派遣する場合にはより沢山のアクションポイントが必要です。アクションポイントは1ポイント5金で購入する事が出来ます。また、建築に成功した建築士は再び別の建築に派遣できるようになります。こうして、規定の点数を先に超えたプレイヤーがゲーム終了トリガーを引いたことになり、他のプレイヤーが同じ手番数になるようにしてゲームは終了します。最高得点のプレイヤーが勝利です。同一手番数で如何に得点を延ばすかが勝負なので、アクションポイントと建築士を遊ばせないマネージメントがかなり重要なゲームです。



総評

やらせたいことはわかります。わかりますけれども。雇い入れた建築士を最大限利用して無駄なく建築を実行し、3アクションポイントを浪費することなく最短手番で規定の勝利点に達するソリッドなマネジメントの楽しみを提供するゲームなのでしょう。しかし、、カードの要素が見にく過ぎる!!!カードそれぞれに配置された要素4つがそれぞれ数段階の強度を持っています。現実問題として、これらが複数のプレイヤーに建築士/建物合わせて10枚程度行き渡ったら把握する事なんて早々簡単にはできません。ゆっくりじっくり観察すれば最善の一手を選べない事もないですけれど、手軽さもウリにしているこのゲームにとっては致命的な欠陥じゃないでしょうか。また、場に提供されているカードが豊富なので、他人に取られてもあんまり気になりません。情報取り扱いの難易度と相まって、これはもはやソロプレイでもなんら支障はないでしょう。気になる人は、毎手番前にサイコロを振って、出た目に対応する位置にあるカードを捨てるバリアントを適用すると良いでしょう。この時、事前にマニュアルに「7手番で達成!:ブリリアント!ジーニアス!」「8手番で達成!:通知表に5が多くなかった?」〜中略〜「12手番で達成!:顔も悪いのに頭も悪いんだね!」などと自分内ソロクライテリアを設定してマジックで殴り書きしておきましょう。そもそも、カードを正置しないと情報が読み取りづらくてかないません。同じ側に仲良く座って仲良く遊べる人にはいいですが、対面ではカードを横に向けるしかないです。いや、わかりますよ。でも残念。添付されてる和訳は11手番で達成レベル(もう少し頑張りましょう)!

購入先情報

絶版です。

無印
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The Board Game Laboratory – Rebooted!!
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