クニチー「俺なら、こう作るね」
メーカー | Amigo |
発売年 | 2010年 |
作者 | Reiner Knizia |
プレイ人数 | 1-4人用 |
対象年齢 | 7歳以上 |
ゲーム概要
クニチーのクワークル=『くにーくる』
2011年に発表された「ビッグファイブ」です。2011年のSDJ受賞で一躍有名になった「クワークル」を知っていれば、もはや説明は必要ありません。これは、クニチー先生が作ったクワークル、通称『くにーくる』です。
ゲームに使用するのは、5種5色:合計25種類のカード。5匹の動物と、5色の色違い背景ですね。カードは全部で100枚あります。
これを各プレイヤーに均等に配り、各自の山札を作ります。ここから5枚を手札にしてゲームスタート。
手番では、
置き方は簡単。動物か、背景色かどちらかが同じになるように置くだけです。どちらの方法で並べたとしても、カードの列を形成する枚数は5枚が最大となるのです。置き方のルールは以下です:
列の4枚目、5枚目を置いたプレイヤーは、ボーナスとして手札か山札からカードを捨てることができます。こうして、自分のカードを先に使い切ったプレイヤーの勝ち。配置ルールはかなり「クワークル」に似ています。
プレイ記
TBGL宮原ゲーム会にて。朝一のヒト集合待ちに丁度いい軽さ。小学生も一緒にプレイ。
だが、出せない!昨晩、ルールを読んでいた時には楽々出せる壮快なプレイ感しか想像していなかったのに。写真ではわかりにくいが、COQの手がワナワナし過ぎて撮り直し5枚目の写真である。
なんだか、周りはサクサク出しているのに、自分の番になると出せない。
COQさん、接待プレイですか? ワラ
出せない場合は手札の交換ができるのだけれど、自分の番までには大分盤面が変わる。
正直に言うと、小学生も居ることだし、軽く大人の苦みってヤツを教えてやるか。…と思っていたのだけど、うまく封じ込められてボロ負け。
最後は何やら、ココに出せば他のヒトは得しない等の計算も成り立っていたようだが、筆者はうず高く残る自分の山札を恨めしく見つめるのに必至だった。勝ったのは、4枚5枚(5枚の時はビッグファイブ!と叫ぼう)のボーナスを取り続けた小学生君。
この日、その後のゲームで小学生相手に容赦無い1手を打つのにためらいがなくなりましたとさ。
プレイ時間:9分
総評
Bronze
やはりこれは「くにーくる」と呼んで良いでしょう。ルールはそっくりです。しかし流石クニチーです。「クワークル」より「くにーくる」のほうがルールが洗練されていて優秀です。後発品が優れているのは当たり前なのでそこまでベタ褒めするわけではないのですが。
その理由は、「くにーくる」には得点計算がない、これに尽きます。「クワークル」はゲーム中の得点集計が異常に煩雑です。毎回得点が発生しますから。
収束が目に見える、コンパクト、動物がかわいい、いずれも本作の優れているポイントです。特に、テーマとのミスマッチがウリのクニチー先生らしからぬ、かわいい動物が良いですね。ゲームには負けていても、動物のイラストが並んでいくのを見ているだけでも楽しげな気分になります。よくわからないスートではこうはいきませんよ。
このゲームは偶然クワークルに似たらしいです。そんなクニチー先生に痺れたり憧れたりしますね。と、いうわけで老若男女、ゲームの空き時間の埋没に。