ポテトマン

鳥だ!飛行機だ!いや、5人推奨のポテトマンだっ!

メーカーZoch
発売年2013年
作者Gunter Burkhardt他
プレイ人数2-5人用
対象年齢10歳以上

ゲーム概要

我らがポテトマン。
その歯並びが憎たらしい北海道のご当地キャラ(ウソ)です。

箱の見た目からアミーゴカードゲームかと思いきや、ツォッホの新作カードゲーム。純ドイツ産のゲームなので彼の出身地は北海道でもアイダホでもなく、実はじゃがいも産地のベルリンです。なんか憎たらしくて、絶対下半身露出してるだろという腰の辺りですぼまったコスチュームがニクいやつです。

我らがポテトマン。
コスチュームどうなってんの?

目すべきはそのビジュアル

CG調の見た目がはびこり、アニメからセル画が消え去って久しい現在に意識を失いそうな良識ある諸子に注目してもらいたいのはこのカードの芋。裏面はイモをみじんも隠さないゴロゴロ感だ。配ってる様子はもはや畑。表はやっぱこれでしょと誰もが納得。オビ湾絶賛。ポテトマンのフォークの先に刺さる敵キャラの小ささで「あなた案外大きいのね、ポテトマン」なんてエロスも楽しめる出来。もちろん、カードは良質なエンボス加工に他ならない。

カード裏面はイモを微塵も隠さない。

マストノットフォローのトリックテイク

トリックテイクといえば、最初にカードを出すプレイヤー(リード)のカードのスートなり数字なりを踏襲してカードを出して(フォローすると言う)いかなければならない所謂マストフォローが主流。手札にフォローできるカードが無い場合のみ好きなカードを出せるという性善説を前提にしたシステムであることが多い。しかし、このゲームの作者は敢えてその逆、他人が出したカードのスートは出せないというマスト”ノット”フォローのシステムを採用している。ルールに従っているかどうかが場のカードでわかるので悪人が混ざっていても大丈夫なシステム。一緒に遊んだデビルあきおさんやこのところスポーツに励みゲッソリと痩せたオビ湾は口々に一度はこのシステムでゲームを考えたことがあると言ってた。

前置きが長くなったが、この辺りで真面目にゲームの紹介。
先に書いた通りゲームになれたプレイヤーには「マストノットフォロー」で通じるゲームシステム。4色あるスートのうち、場に出てないスートのカードを1枚ずつ出していく。全員がカードを1枚ずつ出したら最も大きい数字のカードを出したプレイヤーがそのトリックの勝者となる。手札に出せるスートがなければ手札を全公開し、即ラウンド終了。

4色のスートのカードに書かれた数字は、微妙な段差でずれている。赤のカードが最強(5-18)以下青(4-16)、緑(3-14)、黄色(1-13)の順。この微妙にずれてるっていうのがミソ。スートごとに強さが異なるというわけ。ゲーム中、次第に色の縛りがきつくなっていく中で全てのカードが出そろう前に勝敗をある程度制御できるようになっている。例えば、場の最大の数が15になった時点で残りの色が緑と黄色だった場合、もはやどのカードを出しても勝つ事はできないわけだ。

この場合は最大の数10の赤が勝つ

ただし、ゲーム中最強である赤の16~18のカードはポテトキラーという”悪者”で、最弱である黄色の1~3のカードに描かれた我らがポテトマンに討ち取られてしまう。

この時は大人も子供も「ポテトマーン!」と叫びましょう(超気持ちいい)。

なので、ポテトマンの存在を意識せずにハイカードをだすだけだと勝てないのがミソ。さらに、カードの数字勝負は後だし勝ち。上位スートの強めのカードも後だしで討取れることがあり、これもまたドラマを生む。

ポテトマーーーーン!!

さて通常のトリックテイクであれば勝って得られるのは今出したカードの束。しかし、このゲームでは場に置かれている「イモ袋」の得点カードのうち、自分が出して勝った色のカードを1枚取ることになる。

このカードには得点が記されており、勝ち易い赤のカードは1点、最も勝ちにくい黄色のカードは4点。”自分が出したカードの色”というところが重要で、とてもうまくできている。各カードは3枚ずつしか用意されていなくて、なくなった後にそのカードを取る事になった場合は5点のカードを取る事が出来る。どこかの色に一点集中して高得点を狙うという事も可能なわけである。しかし、ここでもラウンド終了条件の絶妙なバランスが効いていて、丁度5点が狙える頃になると誰かのスートが枯渇してしまい突然のラウンド終了にほぞを噛むことになる。

点数のイモ袋

このゲーム、スートは4つしかないけど5人まで遊ぶ事が出来る仕様。
5人目はどうするの?というと、5人プレイ時のみ特別ルールで1色だけ色をかぶせることができるようになる。このルールのおかげで、5人戦の3人目のプレイヤーのカードプレイが滅茶苦茶意味のあるものになる。被せるか被せないか、赤や黄色を出せなくしてポテトマン封じをするのか、勝負は完全に後の2人に委ねるのか。手札次第ではトリックに勝利することも出来る。このゲームの5人プレイでは3人目のプレイヤーがレジスタであり、この時が最もやりがいのある1手となる。



総評

Bronze

4人プレイと5人プレイの両方を試した結果、断然5人がオススメ。4人でもこのゲームの片鱗は味わえるのだけど、やはり真価は5人でないと発揮されない。イマイチという評判は4人以下でのプレイの感想ではないかと思う。3人以下だとスートの縛りがスカスカになって機能しない。なので、このゲームのプレイ人数は4~5人と考えた方が良いと思う。

何気にメビウスゲームスが添付している日本語説明書のポテトマンロゴも優秀。
鳥だ!飛行機だ!痩せたオビ湾だ! いやポテトマンだ!!!

評価は5人揃えるのが大変なのでBronze。

購入先情報

駿河屋

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